
高度救命救急センター外来/千葉県出身
東京有明医療大学
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Q当院入職の決め手
A千葉県浦安市が生活しやすい街だと思った事と、高度急性期医療から地域連携まで様々な患者さんと関わることができる病院で働くことで、自分の看護師経験がより豊かなものになると思ったからです。
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Qなぜ資格取得を目指したのですか?
A6年間救命救急センターで勤務し、様々な重症患者様の入院看護を経験し学んできました。
その後救急外来へ配属となり、プレホスピタルという言葉を知ったのがその時でした。重症外傷、心肺停止、意識障害など重篤な症例ほど初期対応がいかに予後に関わってくるかを目の当たりにしてきたこともあり、プレホスピタルを経験してみたいと思うようになった事がきっかけです。
また、救急外来で勤務する中で救急隊、医師、看護師の連携が必要な場面において、病院外の活動を知ることで病院内での診療を円滑に進めることにつながるのではないかと思いラピッドカーナースを目指すことを決意しました。 -
Q取得までの流れを教えてください。
A2016年1年目 救命救急センター病棟へ配属。
6年間業務し、リーダー看護師も経験した。6年間でBLS.ACLS.ICLS取得。
産休育休取得。
2021年NICUへ復帰。NCPR取得。産休育休取得。
2023年高度救命救急センター外来に配属。JPTEC取得。
救急外来配属から6ヶ月後、院内オリエンテーション、研修を経てラピッドカーナースとして業務開始。 -
Q取得にあたって大変だったことはありますか?
A救急外来に配属されてからすぐにメンバー業務・リーダー業務を学びながら、JPTECの資格取得を目指しました。業務を覚えることと、学習の両立が大変でした。また、ラピッドカーナースとして業務するようになると、自分の経験不足や知識不足により、現場で患者さんの対応に遅れが生じてしまう可能性があると思ったので、過去の出動事例をもとに初療看護を学び直しました。病棟しか経験がなかったので、初療とは?救急外来での看護とは?など基礎知識の学習は、楽しくもあり全く違う分野なので感覚を掴むのが大変でした。
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Q資格取得後はどのような業務を行っているか?
A実際にラピッドカーに乗車し現場活動をしています。当番制で他のラピッドカーナースと業務分担をしています。乗車担当でない日は救急外来での業務や、高度救命救急センター病棟にて重症患者様のケアにあたっています。現場活動では病院搬送前にできること、すべきことをアセスメントし、医師や救急救命士と連携を取りながら日々業務に当たっています。病院に到着してからのスムーズな診療と救命のためにラピッドカーナースとしてできることを日々学んでいます。
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Qどんな時にやりがいを感じますか?
A現場で怖い思いをしている患者さんや、家族、付き添いの方などから「来てくれて安心しました。」と声をかけていただくことがあります。その一言がやりがいに繋がっています。
また、重篤な状態で搬送となった患者さんが無事に退院できた時や外来診察に来られた際は、その方の退院後の生活を感じることができ、現場活動当時を思い出して、救命できて本当によかったなと思います。 -
Q学生へアドバイス・メッセージ
A高度救命救急センターで業務する看護師にはコミュニケーション能力、人間力が大切だと思います。私はどんな経験もその人の人間力につながると思っています。ですので、学習だけでなく多くの人と関わり、学生生活やアルバイト、趣味など自分が頑張ったと思えるものを増やして行くことが大切かなと思います。今しかできないことに全力で取り組み、素敵な看護師を目指してください。